タカバシ式

いろいろなことをしていると云われるタカバシの昔のブログ…

 時をかける少女

テアトル新宿にて19:10の回を観てきました。
満員で立ち見も出る盛況ぶり。ま、映画の日だしね。
それにしても7割オタ系2割カップル1割業界の人って
感じで、ちょっと息苦しかったよ、最初。
 
で、始まってみたら、面白かった!
まず、アニメだということ。それから「時をかける少女」という
SF映画だということで、みんな物語に入っていくわけです。
そりゃあ、観なくても
「ああ、少女が超能力で時間を行ったり来たりする中で
いろいろなことが起こったり、悪者が出てきたりするんだろうなぁ。」
なんて思うわけですが、その先入観をうまく使った
シナリオと演出だったと思います。逆にそこをちゃんと
踏まえて観ないと「つまらない」ということもあるかもしれない。
 
あと、感じたのは脚本が舞台っぽいなぁ、ということと、
これを舞台にしたらきっと面白いだろうなぁ、ということ。
僕の好きな舞台は、まずテーマがあって、そこに向かって
いくんだけど、最初は笑いから観客と舞台の距離を縮めて、
その後で事件が起こして興味をそそり、徐々にシリアスになって
終盤から最後にかけてテーマを出していくみたいな。
その流れがこの映画にもあって、最初は声優の感じとか、
絵への違和感とかもあったんだけど、徐々に引き込まれて行きました。
勢いのある脚本だったし、これをアドリブも要所に入る
舞台でやったら、さぞかし面白いだろうなぁ、と。
 
アニメだし、そこまで難しいお話でもないので、
もう一度見る機会があったら観てもいいなぁ。
お金を払って一人でもいくか、と言われるとそれはないのだけど。
でも、オススメよ。夏休み中に見とけ!って感じ。
 
関係ないけど、主人公がダッシュで青空を背景に飛び出すシーンは
エウレカセブンの「ハイアーザンザサ〜ン!」を思い出しました。