タカバシ式

いろいろなことをしていると云われるタカバシの昔のブログ…

 おもいではおっくせんまん

ロックマン2の替え歌「おっくせんまん」の動画を見て、
“共感”について考えてみた。
これ、Youtubeでいろんなバージョンがあるんだけど
いろんなバージョンをあわせると何百万回も視聴されてるのね。
NIKEのコスプレの動画が100万回に満たないのを考えると
すごい視聴回数だと思うんだよなぁ。
(そう考えるとテレビの視聴率の凄さも考えちゃう)
 
で、なんでこんなに視聴されてんだ、これ、と。
ロックマンの音楽とかキャラクターが「懐かしい」ってのも
あるとは思うんだけど、それだけじゃないと思うんだよなぁ。
そこには共感があるんじゃないかと。
 


子供の頃 やった事あるよ
色褪せた記憶だ 紅白帽 頭に
ウルトラマン ウルトラマン セブン

子供の頃 懐かしい記憶
カレーとかの時に 銀のスプーン目にあて
ウルトラマン ウルトラマン セブン


 
という、ま、やったことあるよね、ってな歌詞で
軽い賛同を得て、つかみはOK! その後で
 

振り返っても (古ぼけた日記帳 開き)
あの頃には (色褪せた ページには)
戻れない (初恋の娘の名前)

ただあの頃 振り返る 無邪気に笑えた
汚れも知らないままに

でも今じゃそんな事も忘れて
何かから逃げるように 毎日生きてる


 
ってな、せつない歌詞を持ってきて、
そこも共感させちゃうような感じ。
何かから逃げるように毎日生きてるわけじゃなくても
そう考えさせられることは、日々多少はあるわけで、
(え、ないですか?)
その多少を「ウルトラマンの同意」と
おっくせんまん!」というキャッチーなフレーズによって
強固な同意=共感に変えている気がするんだよな。
 
なんての、テクニックとしては占い師の
それに近い気がするよ。
ま、それにしても数百万の視聴はすごいな〜。
みんな、せつないのが好きなんだなぁ、きっと。
そういうのも含めて、この共感の大きさにびっくり。
これこそ代理店だかの仕掛けた実験とかだったら
もう僕は降参するね。素直にマトリックスの住人になるよ。
 
未見の人はどうぞ。僕は影響されやすいので泣けます。