タカバシ式

いろいろなことをしていると云われるタカバシの昔のブログ…

 読んだ感想など

ホワイトにすすめられて読んでみました。
ま、舞城王太郎を知らなかったので、本を手に取る前の感想は
空条承太郎?」という感じだったのですが…
JOJO同様(?)、世界観に慣れるのに時間がかかって
ちょっと拒絶反応もでかかったんですが、読んでいくうちに
それはクセになってきまして… 勢いがあるんですよね。
このお話の世界観もあると思うんですが…
無駄な部分がなく、ガガッといく感じかなぁ。
人物が考えていることを無駄なことも含めてダダッと
書いているから? すごく人間味があるんだよなぁ、登場人物に。
たとえば、宮部みゆきなんかだと、ストーリーの設定だったり
展開だったりがすごく映画的で、これも止めたくない面白さが
あると思うんだけど(ただし、読み終わった後になにも残らないんだよなあ)
登場人物が人間ぽくないというか、どこかストーリーの中の
人物というのがわかってしまうんだよね。
“変に芝居がかった感じ”とでもいうのかなぁ。
ま、登場人物への愛があるのかな、舞城王太郎は。って
この小説しか読んでいないんだけどね。
あとは、作品の世界観として突き抜けている部分があるという点では
奈良美智のイラストとか合いそうな気がしました。
自分で挿絵を描いていたけどね。
ま、舞城王太郎の他の本も読んでみたくなったし、面白かったです!
男子、それから男子好きの女子にはオススメしたいです。