タカバシ式

いろいろなことをしていると云われるタカバシの昔のブログ…

 舞台のような

読売新聞夕刊で連載されていた小説だそうです。
とにかくダダダッと読み進められたのでビックリ!
舞台を見ているようなリズム感があって
ドンドン読みたい、と思わせてくれる。
宮部みゆきさんなんかもそうなのですが、
彼女の場合、読み終わった後に、充実感はあれど
なにかその小説から得られるものが少ない気がします。
この小説は印象的な台詞も多くていろいろと考えさせられました。
ただ、この小説に関しては、読む人の環境や状態によって
印象にも随分とブレがあるように思います。
僕も来年読んだらどうかわからないし、
もちろん去年読んでいたら、感想もだいぶ違ったのでは
ないかな、と思います。まあ、テーマや主張の
しっかりとした小説はそういうもんなのかもしれません。
そういう意味でも「舞台のような」小説でした。
ま、舞台は受け取る側だけでなくて、発信する側にも
ブレがあるから面白いので、この小説も舞台にしたら面白いかも。
キャストは… 若いタレントはよくわからないので思いつきませんけど。