タカバシ式

いろいろなことをしていると云われるタカバシの昔のブログ…

 悲しみを繰り返し僕らはどこへゆくのだろう

テレビ、映画に続いて3つめのファイズの世界。こういうのはこういうので
ファンにとってはすごくうれしいね。で、小説はテレビの設定とは
ボリュームの関係か大きく違って、真理が主人公で、真理を中心に
描かれています。男の僕としては、やはりテレビ版の方が感情移入も
できたし、好きだったなぁ。やっぱりファイズはたっくんじゃないと!
テレビ版でもそうだったけど、乾巧がどうしてオルフェノクになってしまって
どんなつもりで生きてきて、どうしてファイズとして戦って…みたいな
描写が、精神面もふくめて少なかったと思うのね。
彼は多くを語らない主人公だし。で、小説だからそういう心理描写に
期待したんだけど、たっくんよりも草加雅人だったり、
園田真理の心理描写にページを割かれていたので(彼女が主人公だからね)、
それはテレビ版が好きで、たっくんファンとしてはちょっと残念だったなぁ。
(ちなみにファイズで一番好きなのは、木場勇治です。)
すごく良かったのは草加こと村上幸平くんのあとがき。
草加雅人を演じるのは大変だったと思うけど、当たり役で
よかったと思います。で、その彼の分析・後書きがかっこよかった。
これからも泉くん共々がんばってほしい役者さんです。
で、小説の総括。読みやすくて一気に読めたし、オススメです。
特に結花や木場勇治のバックストーリーが読めたのはよかった。
これを読んでから、またテレビを見てもいいかもしれないね。
ということでテレビ版、映画版が好きだった人にもいいと思います。
(ただ出てこないオルフェノクが表紙カバーのイラストに載ってるのは
どうなんだろうか? ややこしいよね。)
あ、ファイズを知らない人は、どうなんだろうね。そもそも手に取らないかな?